菊池えりの最新ネット情報。
破天荒明治留学生列伝―大英帝国に学んだ人々 (講談社選書メチエ) ![]() 価格: 1,890円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 この本は確かに一般読者にはちょっと難しいかもしれないが、日英関係と日本の明治時代の近代化の歴史ですごく面白い本だと思います。菊池大麓、末松兼澄など、日本人にあまり知られていない人物いっぱい出てきます。ちなみに「破天荒」というタイトルは多分著者ではなく、出版社が選んだではないかと考えられます。(本を売るためによくあることです。) この本の英訳:Japanese Students At Cambridge University In The Meiji Era, 1868-1912: Pioneers For The Modernization Of Japan |
新選組三番隊組長 斎藤一―二つの時代を生き抜いた「最後の剣客」 (PHP文庫) ![]() 価格: 630円 レビュー評価:3.0 レビュー数:6 面白かったです。 斉藤さんといえば、無口で何を考えているのかがわからないとよく言われてますが、この本の斉藤さんは、情緒豊かで明るい人。しかも、伊東暗殺に関わったしたことを維新後の後悔し、悩むなどの人間身のある ひととされています。 それに、会津降伏後運命を共にした会津の人たち、特に山川さん、佐川さんとのふれあいや、会津の子供たちの「ならぬもはならぬのです」の言葉の重みが 斉藤さんにとってなくてはならぬものになっていたから、極寒の地まで共にした経緯など、内容が濃く面白いです。 それに、文章もくどくなくスラスラと読めるのもおススメ。 |
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